千葉県の中東部、九十九里平野のほぼ中央に位置する東金市(とうがねし)は、古くから農業・商業等の産業を中心に発展してきた山武郡市の中核都市です。徳川家康、秀忠、家光三代の鷹狩りの場となり、このとき整備された御成街道により九十九里一帯の産物の集積地として、上総のこがねまちとして栄えてきました。首都圏から50から60キロメートル圏に位置する東金市は、東関東自動車道・京葉道路・千葉東金道路やJR京葉線直通電車等により、都心への交通利便性の高い地域です。また、成田空港・千葉港などにも近接し、高速道路をはじめとする新たな交通網の整備も進む中、市の周辺では幕張新都心・かずさアカデミアパークなどの大規模プロジェクトが多数展開しています。北西部は両総台地と呼ばれ、森林地帯と台地に入り込む谷によって形成されており、南東部には九十九里海岸の後退による広大な平野に良好な水田が広がっています。